マルク・マルケスは史上最年少でタイトルを獲得し、2013年から2019年までの7年間6度のタイトルに輝いたスペイン出身のライダーです。
2008年に15歳でレプソル・KTMに所属しロードレース世界選手権125ccクラスでデビューします。
1年目は13位で終わりますが、2年目はファクトリーチームのレッドブル・KTMに移籍。ポールポジションを獲得するなどし8位という成績を残します。
3年目はアジョ・モータースポーツチームに移籍したところ、覚醒し第4戦イタリアGPで優勝すると、5連勝を達成し年間チャンピオンを獲得しました。
Moto2に昇格してからも1年目が2位、2年目は優勝。
そして、MotoGPのレプソル・ホンダへ移籍していきなり年間チャンピオンを獲得します。
20歳266日でのタイトル獲得は史上最年少です。
母国スペインの英雄
マルケスはヨーロッパのバイクに乗る子どもたちに大人気です。
また、マルケスの母国スペインではバイクレースが人気で、結果にもシビア。
そのような中でも安定してタイトルを獲得するマルケスは高く評価されています。
転倒事故で腕を骨折
2020年の第2戦スペインGPの決勝レースでクラッシュしてしまい右上腕骨を骨折してしまいます。
手術後、第3戦で強行出場しますが、予選以降は欠場になったうえ、骨折箇所に埋め込んだプレートが破損し再手術を余儀なくされました。
その後、復帰することなくシーズンを終えます。さらに骨折箇所が偽関節症を起こしてしまい3度手術を受けることに。
2021年に復帰しますが、7位で終わり完全復活とはいきませんでした。また、トレーニング中に転倒し複視の症状が発生。
ケガの影響に苦しめられたマルケスは引退もよぎったそうです。
2022年2月でようやく復帰しましたが、自身が優勝候補ではないと語っています。
しかし、まだまだ勝利へのモチベーションはなくなっていないはずです。近い将来に表彰台に立つマルケスが見られるといいですね。